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【注文住宅】これで正しいの!?注文の仕方!?

【注文住宅】これで正しいの!?注文の仕方!?
  • 注文住宅なのに注文の仕方がわからない
  • 思っていたのと違う
  • 途中で変更の注文をしたら「できません」と言われた
  • 最初は「お客様の要望どおりに」と言っていたのに、途中から「お客様の要望通りにはなりません」と…
  • どうやって注文したら雑誌に載っているような家になるのかわからない

注文住宅の建築ではこのような声をよく耳にします。今回のコラムでは住宅を「思い通りに作る」ための対策をご紹介します。

住宅としての商品タイプは?

そもそも新築住宅の購入は注文住宅以外にどのようなものがあるのでしょうか?

◆企画住宅
ある一定のコンセプトテーマに基づいて設計された住宅で、デザイン機能に特徴がある場合が多く、購入者のニーズに合わせてある程度のカスタマイズが可能ですが、基本的な構造やデザインのコンセプトは変更できません。モデルハウスとして事前に建てられることがあり、それを見て購入を決めることができます。

◆規格住宅
ハウスメーカーや建築会社があらかじめ用意した規格やプランに沿って建築される住宅です。間取りやデザインのバリエーションはあるものの、基本的な構造や仕様は決められていて大幅な変更ができないケースが一般的です。製造や建築のプロセスが標準化されているため、コストを抑えやすく、建築期間も短縮される傾向にあります。

◆建売住宅
完成した住宅を購入する形式で、見学して気に入ればそのまま購入できます。即入居可能であり、内覧で実際の住まいを確認できるメリットがあります。自分で設計や建築に関わることはできませんが、手間や時間がかからないのが特徴です。

本来の注文住宅とは違う注文住宅

これに対して本来の注文住宅とは「顧客の求めに対して住宅会社や工務店が顧客の期待を超えた提案をするフルオーダーメイド住宅」のはずですが、中には「企画住宅や規格住宅などの商品開発に手間をかけられず、またそのノウハウがないのでお客様の言う通りに建物を作る」のが注文住宅だという住宅会社や工務店もあります。

「注文住宅なのでコストや建築に時間がかかる」ともいわれますが、できあがった建物が企画住宅や規格住宅以下の出来栄えになってしまったら、高い建築費かかった時間も単なるデメリットでしかありません。

自分の家は自分で企画する

住宅会社や工務店が本来の注文住宅をコンセプトとしていない場合は、自分自身で建てる住宅の企画をする必要があります。デザイン、性能、最新の設備など調べる項目は多岐にわたります。また間取りも外観デザインとの兼ね合いもあるため「何を優先するのか」も予め決めておきましょう。よく「家事動線」などにこだわる方を見かけますが、間取りに凝り過ぎるとデザインが崩れるケースがあり、これが「思っていたのと違う」の原因にもなりかねません。

以下、企画立案の手順です

  1. 資金計画
  2. デザインコンセプト立案
  3. 性能(断熱、耐震等)の決定
  4. 住宅設備(キッチン、バス、洗面、トイレ等)の選択
  5. 間取り作成
  6. 内・外装、電気設備等打合せ
  7. 外構(エクステリア)打合せ
  8. 6と7による間取りへのフィードバック

この順序は大切です。間取りからスタートするケースが一般的ですが、間取りによってデザインや住宅性能が変わります。言い換えれば「先に間取りを作ってしまっては、求めるデザインコンセプトや性能が実現できない可能性がある」ということです。また、6や7によっては間取りを修正しなければならないケースもあるため、8までの企画がすべて完了してから工事に着手する必要があります。

また、インテリアコーディネーターの存在も大切です。自分では思いつかないアイデアを提案してくれたり、そのデザインを実現するために必要な住宅会社や工務店に対しての打合せも代行してくれるケースもあります。

写真1:スタイルクリエイションデザイン例
写真2:スタイルクリエイションデザイン例

思い通りにいかない注文住宅の例

一般的には先ほどの1~8の企画が終わらないうちに着工するケースが多いですが、工事に着手するということは原則としてその後は間取りの変更ができません。照明計画によっては部屋の形を少し修正する必要があるかもしれませんし、天井を高くしたり、床を掘り込むなどのケースは構造体にも影響があるため、工事中の変更はほぼ不可能です。また、ダウンライトを配置する場所に梁などの構造材が入っており、思った位置に照明が配置できないなどというケースもあります。つまり注文住宅で失敗するケースとは何を注文するかまだ全部決まっていないうちに着工してしまう場合がほとんどです。

あれこれ注文するより企画住宅や規格住宅のほうが賢明

結果として注文住宅の建築は、良い住宅会社や工務店に巡り合うか、自分自身で時間をかけて企画を練ることができなければ、思うような建物にはなりません。

膨大な時間をかけ、高い建築費を支払い「普通の家」ができるくらいであれば、はじめからデザインや性能が規格化された企画住宅や規格住宅を購入したほうが良いという考え方もあります。美容室に行って「前髪を〇cm、横は〇〇にして、トップは〇〇にして…」などと細かく注文してヘンな髪形になるくらいなら、「タレントの〇〇さんみたいに」とか「この写真のような髪型」と注文するほうが良いのと同じです。あるいは腕の良い美容師さんであれば「お任せします」という一言が最良の結果を生むかもしれません。

まとめ

住宅購入は一生に一度あるかないかの大きな買い物ですし、「今回は失敗したから次は失敗しないように」というわけにはいきません。となれば住宅購入に対してディレクションしてくれる専門家が必須です。エフアンドエス・エキスパートの代表である市川は元々住宅会社の営業担当者であり、商品開発や支店管理、営業管理の責任者を経験しています。また現在も住宅購入のアドバイスやディレクションを担当しています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

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