変動金利を超えた!?固定金利なのに0.36%!?えぇ~!0.16%!?
2024/03/27|住宅ローン
2024年2月13日以降の資金実行分から適用が開始された「【フラット35】子育て支援」。詳しくはこちらのコラムでも触れていますし、YouTubeチャンネル「そこまで言うか~!?」の「【フラット35】超お得に制度改正(速報)「子育てプラス」新設」の回でも解説していますのでご覧ください。
今回はケースにもよりますが、固定金利の【フラット35】でありながら、変動金利よりも金利を低くなる事例をお伝えします。
【フラット35】と【フラット20】
【フラット35】とは民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する最長35年の全期間固定金利の住宅ローンです。【フラット35】という名称から返済期間は35年に限定されていると思われているようですが、返済期間は15年から35年までを1年刻みで選択できます。中でも15年~20年までの返済期間を選択した場合、金利が21年以上の返済期間より低く設定されており、これを【フラット20】と呼んでいます。
2024年3月の金利(融資比率 9割以下)は以下のとおりです。
【フラット20】( 借入期間15~20年) 1.36%
【フラット35】(借入期間21~35年) 1.84%
多彩な金利引下げメニュー
「住宅性能」「維持保全」「地域連携」「子育て」と併用できる4つのメニューに該当する場合、【フラット35】の金利が引下げの対象となります。金利の引下げはポイント制になっており、1ポイント獲得すると当初5年間0.25%金利が引下がり、2ポイント獲得で当初5年間0.5%金利が引下がります。4ポイント獲得では当初5年間1%の金利引下げとなり、金利引下げは1%が上限となるため、5ポイント獲得の場合は当初5年間1%、次の5年間0.25%の金利引下げとなります。
【フラット20】に金利引下げが実現すると
図1の事例では8ポイント獲得しているため、当初10年間1.0%の金利引下げとなります。ということは【フラット20】の場合、2024年3月の金利は1.36%ですから、当初10年間は0.36%、11年目以降1.36%という金利になります。これは現在の変動金利を凌ぐ低金利な設定となります。
また、【フラット35】も【フラット20】も団体信用生命保険に未加入とすることも可能です。その場合、金利はさらに0.2%下がります。若年層においては民間生保や共済のほうが団体信用生命保険に加入するより安いケースもあります。そうなると当初10年間は0.16%、11目以降1.16%となり変動金利をはるかに凌ぐ低金利な住宅ローンになります。
まとめ
住宅会社も不動産業者も【フラット35】は「手続きが面倒」「扱ったことがないのでよくわからない」という理由で積極的に勧めてくれないケースが多いようですが、住宅ローンを借りる際には必ず選択肢に入れて検討してください。
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