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【フラット35】3月の金利発表

【フラット35】3月の金利発表

住宅金融支援機構の長期固定金利住宅ーン【フラット35】の3月実行に適用される金利が発表されました。

予想通り先月より0.08%上昇して

1.96%(融資比率9割以下、返済期間20年以上)が最低金利です。

先月からの上げ幅は0.08ポイントで小幅上昇ですが、いよいよ2%が見えてくる域になり、本格的な金利上昇を感じずにはいられません。

そのほかの金利は以下の通りです。

融資率9割以下 返済期間21~35年 1.96% 返済期間20年以下 1.80%
融資率9割超  返済期間21~35年 2.22% 返済期間20年以下 2.06%

過去の推移と比べてみる

【フラット35】は2003年(平成15年)10月に金利2.92%でスタートしました。単純に過去の金利を単純に平均するとおよそ1.98%となり、今月の金利でほぼ平均になったと見えますが、【フラット35】は途中に何度も制度改正があり単純な平均に意味がありません。

金利に関する最大の制度改正は、2017年(平成29年)10月に行われた団体信用生命保険料の支払い方法変更です。元々はローン残高に対して0.358%程度の保険料をローン返済とは別に年払いする制度でしたが、これが0.28%の金利上乗せ方式に変更されました。

結果としてその時点で金利は単純に0.28%程度上昇しているため、現在の金利を過去の【フラット35】の金利と比較するのであれば0.28%をマイナスする補正後の金利で比較する必要があり、今月の金利1.96%-0.28%で1.68%となります。さらに補正後の金利で2003年10月からの金利を平均すると1.90%であり、今月の金利でもまだ過去の平均に届いていないことがわかります。

【フラット35】金利推移(2003年10月~2023年3月)

固定金利を借りるなら今のうちに

【フラット35】の金利は「機構債」の表面利率に連動し、「機構債」の表面利率は10年物国債利回り(≒日本の長期金利)にほぼ連動するため、この後もある程度の上昇を視野に入れておく必要があります。加えて言うと、変動金利は実質的には日銀の金融政策決定会合で決定されるので【フラット35】の金利上昇=変動金利の金利上昇ではありません。しかし、過去の金利推移を見れば、固定金利上昇後に変動金利が上昇していることが多く、今後また変動金利が上昇した時には固定金利は借り換えるには辛いほどの高金利になっている可能性もあります。

いま変動金利に不安がある方は、すぐにでも固定金利への借り換えを検討することをオススメします。

これから住宅ローンを借りる方現在借りている住宅ローンの借り換えなど、ご相談はお早めにご連絡ください。

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