【フラット35】2025年10月の金利発表
2025/10/01|住宅ローン

融資率(9割以下)返済期間21~35年の【フラット35】の金利は、2025年9月と変わらず1.89%となりました。返済期間20年以下など、その他の金利も同様に先月と同じ金利です。国内債券市場は先月よりもさらに金利が上がって、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時1.665%まで上昇したのにも関わらず前月と同じ…本来ならばもう2%を超えてもおかしくなさそうなところですが、大人の事情もあるのでしょうか(笑)今月も2%を超えそうで超えずに土俵際で踏ん張っています(笑)
日銀が9月18日、19日に開いた金融政策決定会合では、国内の経済状況だけから判断すれば、前回の利上げから半年以上が経過していることもあり「そろそろ再度の利上げを考えてもいい時期かもしれない」との意見が出ていたようです。会合では審議委員の高田創氏、田村直樹氏が金利を現状に据え置く決定に反対したことで、日銀が早期の利上げに動くのではと市場が反応し、国内債券は売りムードを強めたようです。それでも【フラット35】の金利は前月と同じとは…住宅金融支援機構も頑張っています。
日銀が利上げのタイミングを伺っているのは周知の事実ですから、今後の金利上昇による住宅ローンの返済不安を感じるようであれば、固定金利への借り換えを検討してみましょう。変動金利から固定金利への借り換えは、目先の利益獲得ではなく、長期目線での総返済額の削減と家計において住宅ローン返済が安定化することです。もちろん借り換え後の金利の方が高いものの、変動型と固定型の金利差が小さいうちに…つまり【フラット35】が1%台で踏ん張っている間が借り換えのチャンスかもしれません。固定金利に借り換えの方はお早めにご連絡ください。
そのほかの金利は以下の通りです。
融資率9割以下 返済期間21~35年 1.89% 返済期間20年以下 1.50%
融資率9割超 返済期間21~35年 2.00% 返済期間20年以下 1.61%
長期金利は一時1.665%と17ぶりの高水準
新発10年物国債の利回りは9月22日に一時1.665%と2008年7月以来の高水準になりました。金利上昇の背景にあるのは、日銀が10月の金融政策決定会合で利上げに踏み切るとの観測があるためです。前述の通り9月の金融政策決定会合では、2人の審議委員から政策金利を現状の0.5%から0.75%へ引き上げる提案がありました。審議委員の高田創氏は「物価安定目標の実現がおおむね達成できた」、田村直樹氏は「物価上振れリスクが膨らんでおり、より中立金利に近づけるため」という理由です。
ほかの審議委員からも「当面は現状維持が適当」としながらも「そろそろ再度の利上げを考えてもいい時期かもしれない」などという声も上がっており、利上げの可能性に言及する意見が複数あったようです。実際に最も利上げに慎重とみられていた審議委員の野口旭氏も29日に行われた講演では、政策調整の必要性に言及したそうです。
審議委員の提案は次回以降の会合での利上げに向けた「布石」だと市場で受け止められやすく、これらが債券市場で「10月に利上げがある」という見方を強める要因となり、「債券価格の下落=利回り(金利)の上昇」を招いているようです。
住宅ローンを変動金利から固定金利へ借り換えるには?
住宅ローンの借り換えとひと言で言ってはみるものの、実際にどうしたら良いかわからない方が多いでしょう。
まずは借り換える先の住宅ローンを選択します。この時に、この期に及んで3年固定みたいな商品を選ぶ方がいますが、絶対にNGです。変動金利から固定金利へ借り換える最大の意義は、金利上昇局面において返済額を完全に固定できる点です。にも関わらず3年固定などを選択すれば3年後はまた金利が変わるだけですから借り換える意味がありません。変動金利から固定金利に借り換えるのであれば、この先の全期間固定金利を選択しましょう。
借り換えの進め方は次のとおりです。
- 借り換える先の金融機関や住宅ローン商品を選択
- 借り換える先の金融機関で住宅ローンの審査を申し込む
- 審査承認後に現在借りている金融機関に借り換える意思を伝える
- 現在借りている金融機関によっては全額返済の申請書のような書類を提出するケースもある
- 現在借りている金融機関と借り換える先の金融機関と調整し借り換え日を決定
- 借り換え先の融資実行=現在借りている住宅ローンの完済
という流れです。
実はかなり面倒なので、ひとりで進めるには大変化もしれません。ぜひ住宅ローンの借り換えはエフアンドエス・エキスパートにお任せください。

「そんなにすぐに変動金利は上がらない」「金利が上がってもたいしたことはない」「金利が上がっても放っておけばいい」とSNSやYoutubeで無責任な発言をしていた人も、いまはすっかりおとなしくなってしまったり、手のひらを返したように「注意しましょう」みたいになっている人もいます(笑)
「変動金利一択」などと発言していた人が「固定金利もうまく利用したほうが良い」的な手のひら返しの発言をしているネット界隈ですが、未来のことは誰にもわかりませんし、家計の状況や借入金額などによっては慎重な判断が必要な場合もあります。
エフアンドエス・エキスパートは、正しい情報提供によりお客様と一緒に考えるスタンスでご相談に応じています。
弊社では【フラット35】の取扱もあるので、お気軽にご連絡ください。
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