火災保険・地震保険 補償内容は大丈夫?
2023/10/17|住宅購入
住宅を購入なされるお客様に、間違った保険加入をしないよう弊社でも保険の取り扱いをしております。
弊社で保険契約されるかどうかはさておき、見積もりを提示する前に補償内容や注意事項など細かく説明をします。時間にしておよそ45分…毎回同じ話ではありますが、火災保険や地震保険について事前に細かく解説してくださる代理店が少ないようなので、すべてのお客様が間違った保険契約をしないためのご案内です。
これはその一部をご紹介した動画です。既に保険加入している方も、これから火災保険に入る方も、ぜひ参考にご覧ください
相見積もりには要注意
まずは下の3つの見積もりをご覧ください。
よくある3つのコースが掲載された見積もりです。一番高いのが(左)、続いて(中)、一番安いのが(右)ですが違いがわかりますか?
保険に詳しい方は一目で違いがわかると思います。また今回は同じ保険会社の見積書書式で比較していますから、その違いが分かりやすいのですが、実際には保険会社が違うと見積書の書式も違うため、内容の違いがわからないという方が多いのです。
左側の見積もり
一般的に私がお客様に提示している見積り内容です。建物価格が3,000万円であれば、3,000万円の火災保険金額を設定し、地震保険についても最大額の1,500万円(火災保険金額の50%)まで設定しています。家財はよくご依頼いただく500万円を火災保険金額としています。特約については、入っていたほうが良い特約をすべて付帯させており、要不要はお客様に判断していただいております。そして免責についても最低金額を設定しており、加入後にお客様が「そんなの聞いてない」ということが無いよう配慮しています。
真ん中の見積もり
ⅢコースとⅡコースは建物の地震保険を1,000万円に、家財の火災保険金を300万円にしれっと減額させています。それにより合計金額(保険料)がⅢコースで6万円程度安くなっています。気づきましたでしょうか?
右側の見積もり
真ん中の見積りからさらに特約を1つ外しました。そして通常は火災保険に含まれる水災害補償もバッサリとカットしています。さらにⅢコースとⅡコースは免責を5万円つけて、Ⅰコースは免責を3万円つけています。
もしも、この見積もりが他社の見積もりで違いがわからずに「おっ!安いじゃん!」と飛びついて契約してしまった場合、実際に被害に遭われた時には補償の対象外になるものや一部支払われない金額が発生することで、大きく後悔してしまう可能性が高い見積もりとも言えます。
まとめ
補償内容と同じくらい注意したいのが、保険代理一店の出す見積内容です。同じ補償プランでも、特約や免責、保険金額の設定により保険料が大きく異なります。しかも見積書自体がわかりにくいものや、日常的に使う言葉ではないことから、ついついよく確認せずに契約してしまうことも多いようです。
保険代理店は契約欲しさに他社よりも安い見積もりに見えるよう工夫をしているところもあるようですが、加入の際はぜひ注意してください。
火災保険・地震保険の見直しもオンライン相談でお受けしております。
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