経済産業省の補助金事業にある節電プログラム促進事業は、冬の電力需給ひっ迫や電気料金高騰に対応するために、電力会社が消費者に節電を要請し、節電を実施した消費者にポイントや特典を付与する仕組みです。

個人宅で月間の使用電力量や指定時間の使用電力量を、前年同月や電力会社指定の使用電力量と比較して節電率を算出し、節電率が一定以上になると個人にポイントが進呈されますが、このポイント分を国が補助する制度です。

付与されるポイントは電力会社によって異なります（節電プログラムに参加中の電力会社一覧）が、基本的に節電プログラムに参加表明するだけで2,000ポイントが付与され、さらに前年同月比で3%以上の節電が達成できると1,000ポイントが最大3ヶ月間もらえ、合計5,000ポイントが貯まります。貯まったポイントは1ポイント1円でTポイントなどに交換できるため、事実上のキャッシュバックともいえます。

既に参加表明の登録は受付終了しているため、これから新たに節電プログラムに参加することはできませんが、今後もこのような取り組みがあるかもしれませんので、ご自身が契約している電力会社のホームページをチェックするか、受け取ったメールはきちんと読んでみるなどの確認が必要です。

節電効果はいかほどに？

1月の電気代77,704円におもいっきりビビり（当時のブログはこちら）、慌てて2月から節電に取り組んだ我が家ですが（笑）具体的な節電方法は以下の3つです。

1. エアコンを基本的にはOFFにする（服装を超極暖仕様に変更）
2. 運転するエアコンは設定温度を20℃近辺に設定
3. 深夜にお風呂の乾燥をやめる

これだけです。

これにより、1日あたり最大3,500円だった1月25日の電気料金は、気温の上昇にも助けられてはいますが、3月22日には915円と1/4程度にまで下がりました。3月の電気料金は34,571円と56%ほどの削減に成功しました。

本来は節約を勧めるのがFPの役割では無いと思っていますが、さすがに月4万円違うとなれば話は別です（笑）そして、2月と3月は電力使用量が前年同月比で3%以上の節電に成功しているので、節電達成の1,000ポイント×2ヶ月が貯まり、節電プログラム参加表明の2,000ポイントと合計4,000ポイントが貯まります。

楽しみながら上手に家計を管理してみましょう。

住宅ローンを借りている方は節電で浮いたお金を繰り上げ返済にまわしてみてはいかがでしょうか？ぜひご相談ください！