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【日銀利上げ決定!】いよいよ始まった変動金利の上昇

【日銀利上げ決定!】いよいよ始まった変動金利の上昇

日銀は2024年7月31日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利をこれまでの0.1%から0.15%引き上げ、年0.25%にすると決めました。

日本経済新聞によると以下のように書かれています。

日銀は31日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利を0.15%引き上げ年0.25%にすると決めた。家計にとって大きいのが住宅ローン金利への影響だ。3メガバンクが同日発表した8月の住宅ローン金利は10年固定型の最優遇金利で三菱UFJ銀行と三井住友銀行が引き上げ、みずほ銀行は据え置いた。変動型の基準金利は3行とも変えなかった。ただ三菱UFJ銀は政策金利の引き上げに伴って、変動型の基準金利の目安となる短期プライムレート(短プラ)を9月2日から0.15%引き上げ1.625%にすると発表。みずほ銀、三井住友銀は短プラを据え置いたが、今後引き上げる可能性がある。すでに変動型を借りている人は返済条件を改めて把握し、返済額が増えても無理なく返済を続けられるかを確認することが大切だ。

(中略)

三菱UFJ銀の短プラ引き上げを受けて、変動型の基準金利で短プラを目安にする多くの銀行も追随し、適用金利は上昇する可能性がある。すでに住信SBIネット銀は5月1日から短プラを0.1%引き上げ、年1.775%としている。

基準金利の目安を「様々な市場金利」などとしているネット系銀行ではすでに引き上げの動きが相次ぐ。楽天銀が4月に引き上げ、ソニー銀は8月から0.2%引き上げると発表。これに続きauじぶん銀は7月新規契約者向けの最優遇金利を引き上げた。10年固定で借りている人は原則として固定期間終了後に変動型に移行するため、固定期間の終了が近い場合は注意したい。

日本経済新聞(2024年7月31日掲載)から引用

地方銀行は利上げラッシュ

筆者が住む静岡県内では、地銀4行が貸出金利の基準となる短期プライムレート(短プラ)を9月2日から引き上げると発表しています。しずおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の静岡銀行、スルガ銀行、清水銀行は1.975%から2.125%に、静岡中央銀行は2.675%から2.825%へと、それぞれ0.15%の引き上げです。

このほかにも北洋銀行と北海道銀行は8月23日から短期プライムレート(短プラ)を現行の1.975%から2.125%へと既に0.15%引き上げており、筑波銀行は現行の3.175%から3.325%、トマト銀2.5%、西京銀2.525%、山陰合銀2.25%、鳥取銀2.25%とそれぞれ0.15%引き上げ、百十四銀行は2.125%、愛媛銀は2.575%と、いずれも短期プライムレート(短プラ)を9月2日から0.15%引き上げると発表しています。

低金利を牽引してきた銀行も基準金利を引き上げる

この日銀による利上げを受け、変動金利の貸出金利の元となる「基準金利」を引き上げる地方銀行が続出していますが、低金利を牽引してきたauじぶん銀行も10月から、さらに変動型住宅ローンの基準金利を現在の2.341%から0.25%高い年2.591%にすると発表しています。「地方銀行に先駆けて金利を上げた」という汚名をかぶらずには済みましたが、auじぶん銀行は7月から、変動型のわずか0.01%ですが最優遇金利を引き上げており、それによる大きな混乱や悪い反応がなかったことによる利上げとも考えられます。

金利は銀行にとっての儲けであるため、上げられるものであれば上げたいし、既契約者が多ければ多いほど、僅かな利上げでも経営に対するプラスの効果は大きいため、今後も周りの状況を見ながら金利を引き上げていくとも予想できます。

住宅ローン金利は予想できない

世の中にはいわゆる「予想」で名を上げようとする方も大勢いますが、当たれば声高に「当たりました!」とSNSで騒ぎ、外れればしばらくは静観という、なんとも滑稽な状態になるのですが、その予想に基づいて人生を賭けるのはいかがなものかと思います。

また、短期的には予想ができるものもあります。たとえば2024年8月5日あった日経平均株価の大暴落も、ピンポイントで8月5日は予想できなくとも「そろそろ一旦の大きな下げが来る」と予想していた方は多かったように思いますが、それを金融知識のない一般生活者が予想できるかといえば、それはほぼ不可能でしょう。

だとすれば、大きな下げ相場が来ても上げ相場が来ても一喜一憂しない投資方法を実践するべきであり、住宅ローンについても短期的なメリットではなく、返済期間が35年や40年もあるのですから、超長期的なメリットを追求する必要があります。

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