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家計の見直し…怖くないですよ(笑)

家計の見直し…怖くないですよ(笑)

お客様から家計の見直しをご依頼をいただきますと、次のような手順で見直しを進めていきます。

  1. 事前に現在の家計の状況をヒアリングシートに記入していただきます
  2. お会いした時にはそのヒアリングシートを元に、さらに詳しくお話を伺います(対面ヒアリング)
  3. ここまでの内容を踏まえてキャッシュフロー(以下、CF)表を作成し、目標が達成できるかを確認します
  4. 現状では目標達成が難しい場合、または今後さらに貯蓄額を増やしたいなどの場合は次の5~8を提案します
  5. 生命保険、携帯電話料金、電気料金など、日々の努力が不要な項目の改善を提案
  6. 一時的に資金的ゆとりがある場合は、住宅ローンの繰り上げ返済や自動車、携帯電話の買い方など、ローンまたは分割払いの改善策を探します
  7. 生活費などの支出減少、働くことによる収入増など日々の努力により収支改善ができないか確認します
  8. CFでゆとり資金が生まれることが見えたのであれば、NISAやiDeCoによる運用(投資信託や株式投資)についてアドバイスします

と、お客様によりケースバイケースではありますが、このように進めることが多いです。

病院に行って医師に症状を伝えるのと同じ

多くの場合、1のヒアリングシートへの記入が不完全です。そもそも家計の見直しをご依頼されるのですから、家計簿をつけている方はごく少数で、月々の食費も日用品などの購入にかかる費用も、場合によってはお小遣いすら把握していないケースが一般的です。家計簿をつけていない限り把握は難しいでしょう。

…ということでヒアリングシートが書けない😱と不安になる必要はありません…みなさん書けてませんから

そこで2の対面ヒアリングが必須なのです。しかし、この対面ヒアリングでは「家計に問題はありません」「お金はそんなに使っていないです」をアピールするためか、支出額を少なめに言われるケースがかなり多いのです。

そうなると本当の意味での「家計の見直し」ができません。実際には家計の「どこに」「どのような」問題があるのか把握できなくなってしまいます。

もしも、お腹が痛くて病院に行き、医師から「どうしました?」と聞かれて「いや…なんでもないです」とか「どこも痛くないです」なんて言ったらどんな名医でも正しい処置はできません。どのあたりがどのように痛いのかなど詳細に伝えることで、医師は体に起こっている異変を特定し適切に処置することができるのです。

FP相談におけるヒアリングはソレと同じですから、家計の状況を良く見せようなどとする必要はありません(気持ちは分かりますが😅)。それに、あまりにも家計管理がずさんだからと言ってFPはお客様を叱ったりしません(叱るFPがいたらゴメンナサイ😭)。

FP相談は初めてという方が多い

ご相談に来られるお客様は、まず自分の家計の状況よりも「FPに怒られないか心配」なのだそうです。その他にもご相談に来られたお客様に聞くと、FP相談には次のようなイメージや不安があるようです。

  • 我が家の家計をFPに見せるのは恥ずかしい
  • 保険を売られる
  • 投資信託くらいやってないとバカにされそう
  • 消費性ローンを借りていることなど口が裂けても言えない
  • 難しい話をされそう
  • これからの家計管理が面倒になれそう
  • 節約を強いられてお金が使えなくなる

と、さまざまなイメージや不安があるそうです。もちろんFPによっても違うとは思いますが、本物のFPはお客様の家計管理に文句をつけたり、保険や投資などの金融商品販売を強要したりしません。現状に理解を示し、勇気を出してご相談に来られたお客様にはたくさんの改善策を持ち帰っていただきたいし、それを実践していただきたいと願っています。

ですから、本当のことを仰ってください😁

それと…勘違いされている方が多いのですが、お金は貯めるものではありません。

お金は使うものです。

「貯める」という行為は「使う」ために一時的に保管しておくことです。

いま1億円を持っている人でも、その1億円を家の庭に埋めていてはその価値は石ころが庭に埋まっているのと同じです。その1億円で旅行に行ったり、欲しいものを買ったり、教育を受けたりと様々なコトやモノを買ってこそお金の価値を発揮できるのです。

家計の見直しは、「いくら貯める」という目標ではなく「いくら使う」かを目標にしましょう。

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