住宅ローンの年返済比率
2023/03/11|住宅ローン
住宅ローンの審査項目のひとつに「年返済比率」があります。
年返済比率とは、これから借りる住宅ローンの年間返済金額に、クレジットカードのキャッシングや自動車ローンなど、すべての既存借入の年間返済金額を足したものを年収で割った数値を百分率(%)で表したものです。
年返済比率(%)=(住宅ローンの年間返済金額+既存借入の年間返済金額)÷年収×100
ご夫婦が連帯債務などで収入を合計して住宅ローンの審査をする場合の年収は世帯収入でOKです。
審査基準となる年返済比率と審査金利
年返済比率が何%であれば審査としてOKなのかについては金融機関によって違います。一律に30%や35%、40%と決めている銀行もあれば、【フラット35】の場合は年収400万円未満は30%、400万円以上は35%と決まっています。
また、審査時に適用される金利も金融機関により異なり、実際に住宅ローンに適用される金利が何%であれ、審査には4%の金利で計算した住宅ローンの年間返済金額で年返済比率を計算するところもあれば、当初に適用される金利で計算するところもあります。
【フラット35】の場合は、金利引き下げなどがある場合でも引き下げ前の金利で計算します。団体信用生命保険に加入しない場合は金利が0.2%差し引かれますが、審査時にも0.2%差し引いた金利を適用するため、年返済比率がギリギリで厳しい方には助かる措置ともいえます。
自分で年返済比率を計算してみよう
と思っても、「なんか計算ニガテ」「これで合ってるのか不安」という方もいらっしゃると思いますので、エクセルシートを作成し公開致します。↓こちらからダウンロードしてご利用ください。
※簡易シミュレーションです。審査結果を約束するものではありません
今回は【フラット35】について、計算された年返済比率での判定ができるようになっていますので、ぜひ試してみてください。住宅会社や工務店の営業担当者からご質問をいただくことも多いので、営業担当者の方もお使いいただければ幸いです。
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