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Twitterを見ていて思うこと

Twitterを見ていて思うこと

SNSは個人でのさまざまな情報発信が容易になり、いままでにはなかったニッチな情報や幅広い情報を、個人でも無料でリアルタイムに得ることができる便利なツールです。

しかし、容易さゆえに詳しくない人があたかも詳しい人のように発言し、間違った情報が拡散されることも少なくありません。また、専門家の情報発信でも偏った情報が発信されることも多く、誤認を招きやすいという側面もあります。

もともと広告は偏った情報発信

よく考えてみれば、従来の紙媒体やテレビ、ラジオ、新聞でさえも完全な中立・公正な情報が発信されていたかと言えば疑問が残ります。テレビやラジオはNHK以外はスポンサーが必ず付くため、スポンサーの意向に反した情報発信はできません。たとえば日産自動車がスポンサーになった「西部警察」(古いっ😅💦)は登場する自動車は全て日産自動車製ですし、報道番組でもスポンサー企業の不祥事などは一切報道しないことなどもあります。また、経済誌にコラムを寄稿する際には、その雑誌の広告主にも配慮する必要があり、経済誌に保険会社が多数広告を出しているケースでは保険会社の批判はNGな場合もあります。

そこにスポンサーのつかないSNSが登場し、本来は自由に情報発信や自己表現ができる環境にあったはずですが、結果としてインフルエンサーの企業案件広告や、規制の効かない間違った情報発信や、見聞きするに堪えない表現なども散見されるようになり、正しい情報を得ることがより難しくなったようにも思います。

Twitterで否定や批判されるのを見かける

これは私の偏見でもあるかもしれませんが、SNSの特徴としてFacebookは仲良しグループの褒め合い、Instagramは個人の自慢と企業の広告と投資詐欺(笑)、Twitterは他人の投稿に対する批判が多いように思います。

例えば誰かがTwitterで「住宅ローンは固定金利が良いと思う」と投稿すると、他の誰かが「いま固定金利なんて借りてどうする。変動金利で早く元金を減らす方が良い。FPとして知識が浅い」などと批判されるという具合です。

私は絶対的な正解というものはこの世に数少なく、ほとんどのものは見方を変えれば複数の考察ができると思っています。先ほどの住宅ローンにしても、同じ3,000万円を借りた人であっても、月々の返済が1万円でも増えたら家計は本当に厳しくなるというのであれば、いつ金利が上昇し返済額が数万円増えるかわからない変動金利を借りること自体に問題がありますが、返済にゆとりがあり多少の返済額増は許容できるというのであれば、とりあえず金利の低い変動金利を借りて元金を早めに減らしておくというのもお勧めです。

つまり、もともと「固定金利が良い」と発信した側も情報としては偏っていますが、「変動金利が良い」と批判した人も情報としては偏っていると言わざるを得ません。

FPの役割はできるだけ中立・公正なアドバイスをすること

「できるだけ」としたのは、FPといえども完全な中立・公正は難しく、商品販売をしないFPであっても個人の思想や考え方のクセがあるので、絶対的なニュートラルにはなりえません。ただ、ニュートラルな立ち位置を心がけているかどうかは大切なポイントです。

先の住宅ローンにしても、顧客の経済状況や考え方、性格、ライフプランなどにより、固定金利が良いか、変動金利が良いかを判断する必要があります。その際にCF表は必須であり、CF表も無いのに住宅ローンのアドバイスはできません。

ぜひCF表作成から住宅購入計画を進めてみましょう。

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